猫ひろしファンのふり

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これが架空の出版本である
よくできておるではないか
(夏目漱石)


昼ドラのエキストラ体験してきたわけなんです。
猫ひろしファンの役だったわけです。
猫ひろしの架空の出版本のサイン&握手会に並んできました。


実は以前にも何度かいろんなエキストラに応募してるんですけど、
人気俳優が出るものは当たらないんですよ!
一度、お葬式のエキストラに当たったことはあるんですが、
横浜でやる予定が、急遽、埼玉に変更になったと聞き、
埼玉では家からは遠すぎるので、断ったことがありました。
だから今回はじめての当たり!
やる気まんまんで行きました!
エキストラって、お金がもらえるわけじゃないし、
何かその人なりに「いいこと」がないと、
平日の長丁場を耐える動機にはならないと思うんです。
好きな俳優さんが出るとか、テレビに出たいとか。
何かいいことがないと…。
私は、脚本家が決め手になりました。
脚本家が、私と同じ胃弱なんですよ。
同じ胃弱が脚本を書いたドラマだったら、
たとえエキストラでも手伝ってみたい!って。
私は一人でいったんですけど、他の人達は
どんな動機で来たんだろう、ってすごく気になりました。
早朝から、のどかな東京郊外に100人近く集まってましたから。
猫ひろしさんはゲスト的な出演ですが、
主演の俳優さんも勢揃いしていました。
斉藤由貴、及川光博等々。
女性が多かったので、ミッチーファンなのかな、という感じはしました。
でも皆さん、本人があらわれてもキャーキャー騒がなかったので、
ミッチーファンのベイビー達だとしたら、
相当マナーがいいんだなぁ、と思いました。
その一方で、全く人相が違う俳優さんのことを、
ミッチーだと思っている二人連れの女性がいて、
「ミッチー、顔かわったよね?」などと話していて
ミッチー違う!ってつっこみたくなりました。
その後、本物のミッチーが現れると、
「あれ?ミッチー着替えてきたよね?さっきと服違うよね?」
という始末。
この人達は誰目当てなのか全然わからないです。
子供が猫ひろしのリアルファンなのか、
子連れの人達もいましたが、こっちは強烈でした。
エキストラは、4時間も行列に並んでいるんですから、
子供はあきて当然なんですよ。
子供が騒いで、撮影中断、ということもありました。
私達は、猫ひろしのサイン&握手会に並んでいる設定だったのですが、
子供たちは、本当にサイン&握手会に並んでいるつもりなのです。
「いつになったら行列は前のほうにすすむの?」とか
「サインしてもらえるの?」とか
「猫ひろしは前のほうで何やってるの?
 どうしてみにいっちゃいけないの?」とか
素朴な気持ちを母親にぶつけてくるんです。
それを聞いて母親いわく。
「あのね、猫ちゃんは病気でね、握手するとね、
 背が小さくなる病気になっちゃうんだよ。」
ですから!
私は目が点になってました。
でも、この言い訳はすごい効き目でした。
どんな動機で集まったのかわからない謎の集団100人。
最後の最後に、ある一人で来ていた女の人に、
今日ここにくることになったドラマチックな経緯を
すごいハイテンションでまくしたてられる、
というヘンテコなシチュエーションに私は陥っています。
「そうか。中にはこういう人もいるんだなぁ。」
とちょっとだけ謎の集団の謎が明かされたような気分になりました。
その会話は金曜更新のラジオにて、なまなましく聞くことができます。
その一部を明かすとこんな感じ。
女性:お父さんがなくなっちゃってー
私 :ええ〜そうなんですか?あはははは!
(↑なぜか笑っている私。今考えると失礼な!)

猫ひろし本の中身は
ドストエフスキーだったヨ!


このサイン会のシーンは未放送ですが、
猫ひろしサイン会がいつどうやって登場するのか、
全く検討もつきません。