2週間の飼育生活

yadokari
シルバーウイークに、近くの磯に行った。
本当は、貝を拾いに行ったのだけど、
磯だから全然きれいな貝が落ちてなくて、
かわりに、ヤドカリを4匹、
家に持って帰ることにした。

なんか、このシルバーウイーク、
仕事があってどこにもいけなかったし、
なんかしら成果が欲しかった、というのもある。

せっかくなので真剣に育てようと、
水槽やらフィルターやら
塩水の濃度を測る道具やらを揃えた。

そして早速、飼育がはじまったのだけど、
こんなにも精神が消耗するとは思わなかった。
相方に反対されながらも、
「大丈夫だよー。すぐ死ぬかもしれないけど。
 そしたら、埋めるところもあるし!」
などと気軽な気持ちで持って帰ってきた自分を
今は果てしなく呪っている。

■恐怖その1
4匹もって帰ってきたうちの1匹が翌日早くも死亡。
死亡したぐらいは想定内なので良かったのだけど、
ヤドカリは死ぬと、貝から、フッ、とでてくるのだ。
その瞬間を目撃してしまった私!
鳥肌がザザッと、針のようにたつのがわかった。
あぁ、こういうのダメ。
生理的にダメだぁ。

■恐怖その2
数日して、フィルターに、まるでエクトプラズムのような
ふわーっとしたものがくっついているのを発見した。
こっ、これは??
死んだヤドカリのエクトプラズムか!?
貝から、フッ、と出てきただけじゃ満足せずに、
エクトプラズムまで、フッ、と出しちゃったのか!?
しかも可視化状態のものを!?
私は瞬間的にそう判断して、ギャー!!と叫び声があげていた…。
(熱帯魚の餌がふやけていただけだったのですが)

■恐怖その3
さわるのが怖いので死んだヤドカリを放置しておいたのだが、
ある日、ふと見ると、中身がいない。
よくよく見ると、足らしきものが1本だけ残っている。
こっ、こいつら!!
まさか、共食い!?
知性がない生き物はこれだからやなんだ!
心底ぞっとする。

■恐怖その4
さわるのが怖いので相変わらず死んだヤドカリを放置していたのだが、
ある日、ふと見ると、死んだはずのヤドカリが歩いている。
なに?ヤドカリの亡霊?
拾ってくる時に、ピンク、みどり、白、黒、と
殻の色でヤドカリを選んできたので、間違いない。
死んだはずのピンクのヤドカリが!
中身を食べられたはずなのに?
っ!
(どうやら誰かが宿替えをしたらしく別の貝が空になってた)

以上の恐怖体験を経て、私は決断した。
今週末は海へ行こう。
水槽を空にしよう。
なかったことにしよう。と。

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今現在残っているのがみどりとピンク。残り2匹のボディはきれいに消滅!