初の正統派「菜の花畑のニーノ」完成!

nino&ninomiya
東京ハイジにしては珍しい感じの作品ができました。
菜の花畑のニーノ。
神奈川県の二宮町とのコラボレーションです。


なぜこうなったかと言うと、
東京ハイジの妹ワカバが二宮町の住人であり、
二宮町を盛り上げたい!ということでこうなった。
です。

いつものようにイラストがササキワカバ、映像が平山亮氏。
そして、作詞作曲はササキトモコ、というお馴染みコンビなわけですが、
この作品のどこが「珍しい」かと言うと
アニメより実写のほうが多いこと&音楽が聞きやすいということ。

つまり、珍しい感じというのは、この作品が、
なんだかとっても、いや、かなり相当に紛れもなく

「正統派」

ということ!
こんなのも作れるんだなぁ、と自分たちが一番驚いています。
この作品は、二宮町民をはじめとするすべての年代の人に
愛されなければならない
、という使命を背負っていたので、
東京ハイジもいつもと違うアプローチをしました。

特に、映像チームの妹ハイジ&平山亮氏は、
撮影のロケ班やしきりまでやって、なにやら別の世界に開眼したらしく、
本業そっちのけでのめりこんでやっていたみたいです。
生身の人間を撮影する楽しさに目覚めたんでしょうね。
私はコミュ障で人と接するのが苦手なので撮影のほうはノータッチでしたけど、
二人にとっては、それこそ命をかけた作品になっていて、
こうして作業が終了してしまった今、燃え尽き症候群に陥ってしまい、
妹ハイジなど、全然仕事をしてくれなくなってしまいましたっ!!
メールの返事もかえってきやしない!こらっ!
相方の私にとっては由々しき問題です!
平山氏も、もう納品したのに、
これからも自分のためだけにずっと編集し続けそうな勢いですし!
ったく。あの二人は(ブツブツ・・・)

というわけで、盛り上がりすぎて焦げついてしまった二人はおいといて、
私は音楽についてだけ説明しますね。

今回、ワタクシ的に力説したいのは、
この曲は久々に私のすっぴんの歌だということです。
だから、とっても恥ずかしいんだっ!ということです。
音楽のほうも正統派を目指すため、
いつもみたいにひねくれたりこじれさせたりせずに、
メロディは基本を忠実に押さえた音運びを心がけています。
そう、合唱部の課題曲になってもおかしくないような!
結果、歌を歌うのは、私の素の声が(合唱部っぽくて)
一番適当である、と判断しました。
だから、恥ずかしいけど、一番この曲の目的に合う声、
ということで、みなさんのお耳を汚すことをお許しください。

歌詞を書くにあたり、二宮に取材にいきました。
二宮のシンボル、吾妻山に登った時は倒れるかと思いましたね。
途中で何度も引き返そうと思ったのですが、
てっぺんに登ってその景色を見て、

あぁ、ここまでこないと、二宮、わかんなかった

P1250732
来て良かった、と思いました。
なんか、山頂に大きな木が1本だけ立っていて(↖写真の)
それがとても印象的で、春にはここに一面の菜の花が咲くというじゃないですか。
ここが、二宮町民の心のオアシスなのかなぁ、と思うと、
たどりつけて良かった、と思ったわけです。
その時ニーノのお話を思いつきました。

azumayama
(吾妻山から見える景色)

歌詞の内容は・・・
都会に住む「僕」に「キミにあいたい」という一行だけの手紙が届く。
差出人は「菜の花畑のニーノ」
「僕」は消印を頼りにニーノを探しにゆきます。
その町は初めてきたのに懐かしく馴染んでくる不思議な町。
ニーノニーノと呼びながら町を歩いているうちに、
都会の喧騒の中で心に空いてしまった穴がふさがってゆくような、
魔法にかかったような気分になってきます。
さて、ニーノは見つかるのでしょうか?
ニーノの正体は?そして「僕」の正体は?

全部聞くと
「あぁ!そゆこと!だから二宮とのコラボね!」
っとなりますので、
ぜひ、一度最後までおつき合い下さい。

この作品の一番の魅力は、町民のみなさんの笑顔ですね。
何度みても胸がときめいてしまいます。
人の笑った顔には五感だけでは受け取りきれない何かがある気がします。
簡単に言えば「魔法」ってことですね!
制作に協力してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

では、お待たせしました。
菜の花畑のニーノ、ご覧ください。

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