キラッ!満開スマイル

mankaismile
春です!
今期のアニメ「アイドルマスターシンデレラ劇場」の
4月のエンディングテーマ「キラッ!満開スマイル」
作詞作曲しました。

アニメ大好きの今この時期にこのお仕事!
とてもうれしいです。
ほんの30秒×4回しかテレビでは流れませんけど、うれしいのです。
キッズ枠のアニメソングなら作ったことはありますけど、
大きいお兄さんお姉さん向け、というのは初めてなので、うれしいのです。
もう一度言います。うれしいですっ!(≧∇≦)〃 ☆

今回はアイドルが楽しくお花見している感じ、というオーダー。
アイドルがお花見…って、それだけでもうすでに事件の匂い!

つじつまよりも雰囲気を重視したかったので、
単語ひとつひとつに意味があるというのではなく、
面で情景を描いた、という感じです。
歌詞でもアレンジでも「浮かれ気分」を
ふんだんにかもしだすことに一番心をくだきました。

おしのび中のアイドルが、
1番ではふざけてたわむれていただけのはずなのに、
2番では雰囲気に酔って本当に恋愛気分になって、
ちょびっとあせって言い訳してみたり。
4/26発売のCDで、ぜひ2番も聞いてみてください。

2番では急遽、お忍びモードではなく、
お仕事モードで歌うことになるんですけどね。
「アイドルしてくるから、君はこのまま待っててね」
というセリフがでてきて「君」は超特別扱い!
「君」が自分だったらと想像しただけで頬がゆるみますよ。
だって、春だし…これぐらいの妄想、許されるよね?

そして桜を描くからには触れずにいられない、その命について。
瞬間を生きる者の気持ちと桜を重ねました。
刹那的だから感動するし応援したくなると思うのです。
この曲、ライブでやったら楽しいと思います。
ぜひ、コールで応援してあげて下さい!

曲調はしいていえば70年代風歌謡曲で!
ストリングス&ブラスアレンジを蓑部雄崇氏に頼んで、
より、っぽく、豪華にしあげてもらいました!
アイドルソングといえば70〜80年代が一番の憧れなんです。
だからついつい昭和風になってしまうことをお許し下さい。

歌うのは、
島村卯月、双葉杏、佐久間まゆ、小日向美穂 櫻井桃華の5人。
そのうち、牧野由依さん(まゆ)と五十嵐裕美さん(杏)
のレコーディングに立ち会いました。

コロムビアの柏谷智浩さんがしきっていたのですが、
忙しすぎてテンションがおかしなことになっていると
牧野さんに指摘されていました。
アイドルマスターのリリース&ライブラッシュは壮絶ですからね!

で、どこのスタジオにいっても、スタジオでの会話って、
その世界の専門用語や知らない名前が飛び交うので、私にはチンプンカンプン。
それ誰?声優?役名?リハ?いつの?ライブ?どの?
それ何?曲名?事務所名?何?何?何?と
頭の中に「?マーク」が渦巻いています。
まるでオタクの会話に紛れこんだような気分なのですが、
これ、オタク超越した公式の方々ですから!
意味不明単語の渦中で、自分が今公式の中にいるんだ、
という幸福感にひたっているのが、スタジオでの私の常態です。
どの現場でもそうです。
ゆえに、ほとんどしゃべり、しゃべれ、ません。

レコーディング初日は牧野さんだったのですが、
とても巧いので、あとに収録する方が、
牧野さんの歌声を聴いて自信を失う、
ということが多々あるらしいです。
なんか、わかります!完璧でした!

声優さんは自分自身の声で歌うなら、
何でも卒なく歌える方がほとんどなのですが、
音域が広くなると、キャラの声としては崩れる場合があり、
そこをこらえてキャラとして踏ん張るところが、
プロだなぁ、といつも感動します。
牧野さんも、音程が高いほうになると
「今、牧野になっちゃいましたね」と言いつつも、
しっかりまゆらしさをキープしてくれました。

五十嵐さんとは感動の初対面!
他のプロジェクトでも歌を歌ってもらっているので、
いつかお会いしたいと思っていたのがついに実現しました!
私の個人プロジェクト、セラ二ポージまで知っている
稀有な声優さんです。
エキセントリックな歌詞を歌うことが多い方ですが、
まるでちっちゃい子みたいな歌い方がとてもかわいい!
CDにはソロも収録されるとのことなので、
きっと、かわいさ堪能できますね。

アニメ本編のほうもお楽しみ下さい!
毎週観るのもいいですが、瞬きする間もなく終わりますので、
録画してためて再びとおしで観るのがオススメだそうです。
私も今晩から楽しみです〜!

TVアニメ「シンデレラガールズ劇場」公式サイト