海外ドラマ私的総決算2014

今年前半はみたいものがなかなかレンタルにならなくて、
一時、深刻な「海外ドラマ日照り」に陥りました。
その分、後半にどっと固まってレンタル開始になったので、
まだ全部処理しきれていない状態です。
昔は海外ドラマといえば「ビバヒル」しかなかったのになぁ。
私の海外ドラマ好きは「大草原の小さな家」からでした。
毎週楽しみにしていたものです。
あれは登場人物が子供から大人になるまで、
何年もかけて同じ役者達が演じ続けていたんですけど、
これって実はすごいことですよね。
そんな贅沢な海外ドラマを出発点としている私の2014は?
ということで、今年も印象に残ったドラマを紹介しますね!

♦♦♦今年初めてみた新作特集♦♦♦

■ドクター・フー・ニュー・ジェネレーション
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昔から英国で子供に人気のドクター・フーシリーズの新シリーズ。
元祖ドクター・フーはみたことがないんですが、
トーチ・ウッド(ドクター・フーのスピンアウト)を知っていたのでコレを手にとりました。
これが!毎回最終回のようなハイテンションな話ばかりで、全く予測がつかない展開にビックリ。
基本はドタバタ。特にドクターはエキセントリックすぎて少々鼻白む。
でも最終話に近づくにつれ、このコミカルムードでは起こってはいけない悲劇の予感が漂う。
なんだか妙なものに手をつけてしまった。これじゃぁ、続きが気になるではないか!
ただ、セクシーさのかけらもない設定のドクターに不満あり。
そこが惜しい。もったいない。

■ハウス・オブ・カード〜野望の階段

アメリカ合衆国のえらい人になりたい主人公が策略をめぐらせてのし上がってゆく話。
つまり、悪い人が主人公なんだけど、時折のぞかせる良心とか、
その悪業を行うに至る経緯を知ると、一概に悪とは言えないのか?と思わされてしまう。
政治ものは苦手だし、主人公がおっさんなのも好みじゃない。
でも主役ケヴィン・スペイシーの失笑ものの気味悪さに、思わず次!次!と見続けている。
こっち目線で視聴者に話しかけてくるのも、イタ気持ちよくて(?)癖になってしまった。

■スキャンダル〜託された秘話

これもアメリカ合衆国大統領近辺の話。
面倒なことを解決するフィクサー集団(?)の活躍を描く。
絶対こっちが悪いだろ、というほうに味方するので、不利な状況からの巻き返しが見もの。
フィクサーのボス(女性)が大統領と不倫関係にあるところがスパイスの役割。
会話のテンポが良くて展開も早く、ジェットコースターに乗ってるみたい。
一話完結で、気軽にどんどん観れちゃう。いい!

■オーファン・ブラック〜暴走遺伝子

自分と同じ顔をもつ人物が、世界中に何人もいると知った主人公のサラ。
他のクローンたちと協力し、その謎を突き止めようとする。
次々に新しいクローンが増えてゆくので、これ、演じてる女優さん、大変だろうなぁ。
カナダのドラマなのでなんとなく地味ですが、カナダは当たりが多いので次シーズンも期待大。
見続けようと思っています。

■ダウントン・アビー〜華麗なる英国貴族の館
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海外でも大評判だという大河ドラマ。
上流階級の使用人の世界を中心としたアレコレ。
丁寧に作ってあって、昔のイギリスの話だというのに、飽きさせない。
つい最近シーズン2の放送がはじまりました。
今のところ、ダウントンアビーの日(日曜NHK)になってもそんなにトキメかないんですが、
それでも観ようというモチベーションを保てているので、いいドラマなんだと思います。
歴史、恋愛、ゴシップ、泣ける話、などが程よくちりばめられているからでしょうね。

■アンダー・ザ・ドーム

ある田舎街が突然巨大ドームの中に閉じ込められた。
どうやらこのドーム、意思をもっていて、何か気に入らないことがあると天変地異をおこす。
ドームと会話ができる選ばれた人たち、なくなってゆく食料、独裁的なリーダー、等々、
何か問題のある空間でのサバイバル話。海外ドラマ王道の展開がうれしい。
海外ドラマはこうでなくっちゃね!今、シーズン2を放送中。

♦♦♦引き続きわくわくみていることを特に言っときたい特集♦♦♦

■ゲーム・オブ・スローンズ

シーズン4までみて、シーズン5待ち。
これがただの「ドラマ」だなんて!
豪華なのに映画何本分もの長さがあって、アメリカのテレビ局ってほんとすごい。
シーズンが進むにつれ、登場人物も増え、把握するのも一苦労ですが、
やはり今一番気になるのはドラゴンの母。ドラゴンを操れる唯一の女性デナーリス。
また、ラニスター家の小人症ティリオンの動きも気になります。
はまるには、相関図を暗記するほど読むことをおススメします。

■SHERLOCK(シャーロック)

今年、待ちに待った新作シーズン3がお目見え!2年待ちましたよ!
でもそれを「シーズン」と呼ぶのか!?というほど短いんですが。(3話しかない)
新作は、腐女子ファンへの過剰なサービスっぷりに若干ひきました。
妄想する隙間もちょっと残しておいて欲しいなぁ。
でも、私だって元ヤオイ。うれしくないわけではないのです。
ファンの期待に応えすぎるこのドラマ、一体どうなっちゃうのか!?
でもシャーロックとワトソンが本当につきあっちゃったらこの人気もおしまいだろうな。

♦♦♦終わってしまいました特集♦♦♦

■ボルジア家〜愛と欲望の教皇一族

最初は、こってりしすぎでしょ!勘弁してよ、
と、引き際を探りながら見ていたけど、
途中、ボルジアの兄と妹の特殊なつながりに
思わず引き込まれ、終わった後は、喪失感に陥るほどのはまりよう!
その後、漫画「チェーザレ・破壊の創造者」を読みあさり、
(チェーザレはチェーザレ・ボルジアのことなので)
あの頃の世界史にちょっとくわしくなっちゃいました。

■レボリューション

全世界同時に電力が消失。残った人々はどう生きるのか!
シーズン2でファイナルという短命でしたが、その分無駄がなく、サクサクみれて良かった。
独裁軍事国家のトップとそれに反目する彼の旧友との妖しい関係が個人的にたまりませんでした。
愛し合っているのに憎しみあっている、みたいな、ね!
悪あがきしたラストがマイナス1点!

♦♦♦あきらめた理由を言っときたい特集♦♦♦

■ウォーキング・デッド
今出ている新シーズンからあきらめました。
観るのがつらい。もう続かなくていい。
寝る前に観るにはグロすぎる。
これを観てからみる夢は、毎晩最悪でしたヨ。
結末だけ弟にでも聞こう。

■スーパーナチュラル
シーズン8まで追ってきたスーパーナチュラルにも完敗。
観ればそれなりに楽しいのはわかっているけど、
長いということは、いつまでも何かが解決しないということ。
そしてこれからも続くだろうと思うと気が遠くなったのでした。

というわけで、来年もたっぷり観るぞー!