ひなビタ♪走れメロンパン

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(私の想定した限定メロンパンはエシレバターをたっぷり使った手作りメロンパン!)

ひなビタ♪プロジェクトに新曲作りました。
「走れメロンパン」
女の子たちが購買に売っている限定10個のメロンパンを
買いに走る、ひたすら走る歌、となっております。
本日、無事CDリリースです。
なんだかとてもほっとしています。
だって、去年、一番悩んだ曲だったからです。
「ごめんなさい作れません」って
初めてのギブアップ宣言しようかと思ったほどです。


なんでそんなに悩んだんだろう…。
それは多分「リアルな女子高生の日常を書いて欲しい」
というオーダーのせいです。
妄想で歌詞を書くことを得意とする私に
「リアル」そして「日常」が
どんなに想像しがたいものであるか!
リアルなものを書くために、
自らの高校時代を思い出すことから始めたのですが、
使い物にならない思い出ばかり。
片道1時間かかるバス通学のこと。
父が同じ高校の教師だったこと。
私のことをツアーを組んで父のクラスの生徒が見に来たこと。
文化祭の後夜祭でヘマをやらかしたこと。
などなど芋づる式に暗い思い出が出てきました。

でも、そんな中からぞうきんをしぼるように
思い出したことがひとつありました。
私の青春ぽい高校の思い出。
明るくてスポーツマンのYさん。(女子)
なんでこんな子が地味な私と会話してくれるのか、
全くわかんなかったのですが、それがとてもうれしかった。
そのYさんに誘われて、海へ行ったのです。
そこに、Yさんの彼氏とその友達数人(男子)が来ていました。
海+男子+女子+恋=青春、でしょ?
あーあたしにも青春あったぁ!と思ったけど、
すぐに苦いものがこみ上げた。
Yさんが私をおいて、彼氏のところへ行ってしまい、
私がぼっちで浮いてしまったんだった。
そりゃそうか。そうだよな。
Yさんは学校で、私と歩く時は腕を組みました。
私が少し背が高かったので「彼氏と歩く練習!」と言ってました。
そういうことも考えあわせると、もうなんだかなぁって感じで。
…というわけでこのリアルな思い出は
そのまんまでは使いものにはなりませんでしたが、
スランプを抜けるきっかけにはなったかなぁ、と思います。

ミックスは、いつもセラニポージをやってもらっている
宮吉忠氏にお願いしました。
彼はファーストアルバムの時から側にいてくれているので、
何も言わずともよくわかってくれる。
私の曲の音作りには欠かせない人物です。
この場を借りてお礼めいたことをば…。

この曲はハモがポイントで、
まり花(日高里菜さん)とイブ(津田美波さん)の
息のあったハーモニーやかけ合いが素晴らしい出来です。
思えば、日高さんにはもう2曲も歌ってもらったし、
津田さんは、アイマスシンデレラのキュート属性として
私の曲「アタシポンコツアンドロイド」も歌ってもらってます
めう(五十嵐裕美さん)にも「ポンコツ」歌ってもらってます。
あちこちつながってる感じがとてもうれしい今日このごろです。
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