(暑い日でした)
月いちトモコサン10月号。
28日に更新されてます。
番組ではメイドロケを決行いたしました。
「一般女子meetsメイド」
という感じのロケがとれればいいなぁと思って。
いざいざゴーゴー!で、
ひとり、例の聖地に降り立ったのです。
私が持っていた情報は
「今あそこには、メイドがいない喫茶店はない。
石を投げればメイドにあたる。
今、すごいんだから、あそこは!」
というものだったので、
メイドだらけの喫茶店が並んでる街並みを、
遠くから撮影するだけでもおもしろいなぁ、と思ってました。
それは壮観だろうなぁ、って。
その中で一番はいりやすそうな所にはいってみればいいや、
という安易な気持ちででかけたのです。
駅前でさっそくメイド服の女の子がティッシュ配ってましたよ。
これから待つ「素晴らしきメイドへの旅」への序章、
のように思えましたよ。
ウキウキしましたよ。
しばらく歩いて、いきなりメイドカフェAをみつけました。
狭くて混んでて、客層は男子団体のみ。
はいりずらい気配がたちこめています。
私は、もっと入りやすい店があるだろう、と、
タカをくくっていました。
探してみて他にお店がなかったら、
メイドカフェAにはいればいいか、と。
保険として、Aを念頭に置いていました。
しかし、歩けど歩けど、ないんです。
誰だ?秋葉原にはメイドカフェしかない、
とかいったやつは!→(弟)
歩き回って喉が渇くし、疲れてくるし、暑い日だったし‥。
でもメイドカフェじゃなきゃお茶しない!
と決めていた私は必死で店を探しました。
秋葉原には私の好きな喫茶店があって、
そこには髪がパープルのおばさんがいるんですけど、
あぁ‥そこにいって、レモネード飲めたらなぁ
と、何度思ったことか!
メイドさんがいる雑貨屋はありました。
メイドさん目当てで声をかけたら、
隣にいた男の店員さんに対応され、メイドさんとのトーク失敗。
普通に買い物して、普通に出てきてしまいました。
こんなんじゃダメだ。
やっぱりメイドと話ができる場所じゃなきゃ。
そう思って、さらに探し歩きました。
しかし、全然みつからず。
やはり、あのメイドカフェAにはいるしかない、
というところまで追い詰められました。
再びAの前に戻ってきて、覚悟を決め、
店の看板をよくみてみると、
メニューは食事のみで、喫茶ができないらしい。
だめじゃーん!
今おなかすいてないもーん!
お茶がしたいんだもーん!
って、逆に、ほっとしている自分に腹がたちましたね。
結局、私は、もともとお気に入りだった喫茶店。
髪がパープルのおばさんのいる店で、
レモネードをがぶ飲みすることになるのです。
敗北感と疲労感を背負って。
うつろな目をしながら、閉店までぼーと座ってました。
暗い店内には客は私ひとり。
おばさんとその娘らしき人がカウンターにいて、
私が帰るまで、ずっと背中を向けて、
台風のニュースを見ていました。
(この景色は一体!?)
本当だったら、メイドたちが笑いさざめきながら
アニメ声で遊んでいる(←勝手な妄想です)様子を眺めながら、
レモネードを飲んでいなきゃいけないのに。
この180度違うひなびた景色はなんなんだ!
そして私は強くリベンジを誓ったのです。(つづく)