ピカピカマイケル
ピカピカ手袋
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最近、TSUTAYAの音楽DVDコーナーに
毎週のように通いつめている。
今日は”We are the World”でも見ようかなと思った。
マイケル・ジャクソンとか有名アーティストが
アフリカの子供達を救うために行った
チャリティソングのメイキングDVDだ。
だって、最近気になるボブ・ディランが出てるんだもんね。
いつもは一人で見るんだけど、80年代ものなら、
相方も一緒に見たいかな?と思って聞いてみたところ、
是非みたい!とのこと。
それにはこんな経緯があった。
相方とその友達がまだ学生の頃、
“We are the World”のメイキングを見たことがあるそうだ。
その時にまとめ役だったクインシー・ジョーンズが
レコーディング中に怒りだし、
それをスティービー・ワンダーが
「…クインシ〜…怒るなよ…。」
と、なだめるシーンがあったらしい。
その「クインシ〜怒るなよ」が
相方と友達の間で爆発的に流行したんだそうだ。
そこで、そのシーンを再び見るために
クインシー&スティービーの絡みを中心に
適当に見はじめたのだが…。
このDVD、主役はなんと言ってもボブでしょう!
マイケル(左)とリチオ(右)が
曲を作ったらしいよ。
まずは合唱パートを全員で。
手前が指揮するクインシー。
さすが選抜歌手。
それぞれのスタイルで
こってり大声で歌いあげる。
その中で1人。
視線が定まらないボブ。
どうした?
口をもぐもぐしてるだけで
歌っているのかいないのか…。
ボブの隣の人。
心配なのか、
ボブを見つめながら歌っている。
途中、この歌とは全く関係のない、
歌のセッションがはじまった。
戸惑うボブ。
居心地悪いボブ。
はしゃぐレイ・チャールズ(右)に
どんびきするボブ。
愛想笑いボブ。
はやく帰りたいヨ…。
もう午前3時だぜ。
ボブのソロパートの
レコーディングがはじまった。
なかなかキーがつかめない。
「キーは替えられないんだよね?」と
むなしいことを聞いてみたりして。
スティービーに
個人レッスンを頼む。
スタジオの片隅で
スティービーに
教えてもらう。
もう一度マイクの前に行くが
やはり歌えない。
クインシーの指導。
クインシーのはげまし。
やっとつかめてきた。
ボブ・ディラン節全開!
調子にのってくる。
自信が出てきたようだ。
何度もしつこく歌いまくる。
時間も押しているようで、
リチオ、まとめにかかる。
しかしボブは気に入らなかった。
クインシーまで登場。
一生懸命ほめる。
やっと笑顔が出た。
「君がそういうなら…」と。
ボブって意外と不器用なんだねぇ!
感動してしまったよー。
集団になじめない感じも
親近感があってよし!
他にも、何度やっても間違う問題児がいたり、
背が低いポール・サイモンが、
マイクに背が届かなくて
「僕もこのマイクなの?」って聞いてたり、
鶏の首をしめたような声をだす
ブルース・スプリングスティーンの
苦悶と恍惚の表情が、排便中の人に見えたり。
みんなラフな格好で来ているのに、
マイケルが金ぴかの衣装で
浮きまくっているのも見どころのひとつ。
マイケルは参加者の中では若手だったろうに、
他の歌手たちはアンタッチャブルな感じで、
特別扱いしているところも、なるほどなぁと。
うっかりするとポツーンとスタジオの片隅にいる感じ。
ところで、肝心の
「クインシ~怒るなよ」は
ボーナストラックにはいっていたので、
探し出すのに苦労した。
皆さんにはYOUTUBEでどうぞ。
↓こちら!(3:35~)