私は、娘を孫のように甘やかしているので、
ほとんど声を荒げたことがない…。
この前までは…。
私「だめでしょっ！これ、タータンの大事なものなのっ！
さわっちゃだめっ！わかった？」
娘プゥコ（もうすぐ2歳）めんどくさそうに手をあげ、
高速で下げる。
「タータン、借金返すために一生懸命カブトムシとってたのっ！
プゥコがこのスイッチ押したから、それが全部飛んでいったんだよっ！
今日はもう借金返せないよっ！」
娘「パパ？」
私「パパは関係ないの！パパも助けてくれないよ！
タータンはすごく怒ってるんだよ！
そもそも、これいじってたの見てたくせに、
なんでやめさせなかったのよ！」
相方「セーブしてなかったの？」
私「南の島にいる時はセーブできないの！これ常識！」
…と私の怒りのほこ先は相方にうつってゆく。
なにかっていうと、娘に「どうぶつの森」の電源を
切られてしまったわけだが…。
あの時は本当にあったまきてたもんね。
心のオアシスの中核を成すhaniwaルーム
去年のクリスマスプレゼントにもらって以来、
育児疲れ気味の私の、心のオアシスとなっているどうぶつの森。
3dsの本当の良さを知ったのもこのゲーム。
今まで、酔う、という理由で3dで遊んだことがなかったけど、
どうぶつの森の家の中を3dで歩いて、
「すごい！みてみて！立体的！本当に部屋にいるみたい！
ほら、窓から差し込む光をみてよ！きれーい！」と
今さらながらにはしゃいでしまって、相方に笑われた。
「ゲーム業界にいた人の発言とは思えない」と。
プレイヤー人口も多くて、先日渋谷にもって行ったら、
すれ違い通信でおもしろいほどひっかかった。
一生懸命やりこんでいる人ばかりで、すごく刺激された。
ただそれはまれなこと。
普段の私は、出かけるといっても、
近所のスーパーぐらいなので、お子さましか釣れない。
最初のうちは、子供も大人もやってるんだぁ、
どうぶつの森すごいなぁ、とか思ってたけど、
毎日毎日お子さまばかりだと、さすがにうんざりだ。
子供の場合、インテリアがごちゃごちゃで、
本当に子供部屋みたいなのしか作ってなくて、
訪問してもおもしろくないし、オーダーしたい家具も持ってない。
でも、プロフィールに「スーパーロボットだいさくせんだいすき」とか
「プリキュアすきな3ねんせいあつまれ」とかかいてあると、
思わず頬がゆるむ。
これはこれでちょっとした楽しみ。
でも「これをみたひと3にちいないにしぬ」とか、
すれ違ってもうれしくないメッセージを送られてしまうこともある。
まさか3日以内に死ぬわきゃない、と思ってても、
なんとなく気になってしまう自分がいて、
3日すぎるまで、いい気分がしなかった。
3日すぎたー！あたし生きてるー！と喜んだのもつかぬ間、
風邪をひいて、アイマスのレコ大受賞記念パーティに出席できなかった。
これは「3にちいないにしぬ」の呪いで間違いないだろう。
毎日、娘の目を盗んで少しずつやっているのだけど、
時々、どうしても外せないイベントがある。
やむを得ず隠れてやっていると、ツカツカとやってきて、
パタン、とおもむろにゲーム機を閉じられる。
「ゲームやんな！」てことね。
そんな調子だから、全然借金も返せてない。
どうぶつの森＝借金返済地獄だ！
ただで食べられるフルーツは豊富にあるけど、
全部、換金用か接待用に使う。
だから毎日、フォーチューンクッキー2個で生きている。
ここの生活は、なんてひもじいんだ！
隣人たちは、自分の口癖や挨拶のことにしか興味がない。
ここの生活は、なんて孤独なんだ！
でも、自分の好きな生活が出来る唯一の場所。
これ（ゲーム機、ソフト、なんでも）発明した人天才！
ありがとう！
