ジュニューム「S本さんちのトイレ」

謹賀新年。
今年もよろしくお願いします。
年明けの挨拶も早々に、
たまには自由研究枠として、
超個人的な記事を書いてみようかな、と。
夢の話なんですけど、常日頃から、
他人の夢の話ほどつまらない話はないなぁと思っているので、
本当に自分のためだけのメモとなるでしょう。
私がジュニュームと勝手に名前をつけて呼んでいる夢をいくつか。
ワタクシ、プライベートでは子育てまっただ中で、
夜中、1時間に1度起こされ、ジュニューする日々が続いています。
夢も細切れで、オチがつくまでみれることなんてまずありません。
でも、夢の中で現実世界の赤子の泣き声が聞こえてくると、
その瞬間にまだオチが決まっていない夢を高速再生し、
勝手にオチをつけてしまうみたいで、
いがいと筋が通っていることもある。
通っていないこともある。
そんな夢の数々でございます。


「S本さんちのトイレ」
近々田舎のマンションに引っ越しをすることになっている。(これは本当)
夢はそこからはじまった。
新居の片付けをしていたら、
ご近所さんからパーティのお誘いががきたのだ。
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行ってみると、どこかで見たことのある年配の女性が、
バンダナをつけて忙しく支度をしていた。
誰かは思い出せないが、有名人のオーラが漂っている。
自己紹介もしていないのに「手伝ってぇ」と言われる。
フレンドリーだ。
どうやらパーティの発起人はこの人らしい。
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スローライフを楽しむ人種のようで、
用意しているパーティ料理は、
玄米や豆、野菜などのオーガニック系の食事。
来た人に「茶色いものばっかりでごめんねぇ」と言っている。
ゲスト達もこの女性に会えて舞い上がっている。
一緒に手伝っていたこれまた近所の奥さんが
「あの方、S本龍一さんの奥さんなのよ。」
と耳打ちしてくれた。
なるほど。そういえばそう見えなくもない。
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S本龍一といえば、その世界ではトイレがすごいことで有名だった。
この前ワイドショーの芸能人お宅訪問コーナーで
取り上げていたのを思い出した。
ちょうど尿意をもよおした私は、トイレに案内してもらった。
体育館のように広い室内の隅に、
まるでタイムスリップできそうな仰々しいマシーンがおいてあった。
火花まで散っている。
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忙しいのに面倒臭いといった様子で奥さんが説明しにきた。
尿意がそんなでもなかった私は、少々恐縮し、あまり詳しくは聞けなかった。
でも、このトイレは排泄物を食材に変えられる自給自足マシーンで、
ハム入りポテトサラダのボールがおいてあり「これがそうよ」と言われた。
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奥さんが去った後、トイレを使おうと思ったのだが、
使い方がとても面倒で、
あちこちの電源をいれて2時間待たないと使えないらしい。
私は恐縮するあまり、便器がどこにあるのか、
という肝心なことを聞いていなかった。
ともかく、2時間は待てなかったし、パーティで供されるであろう
その「ハム入りポテトサラダ」も食べたくなかったので、
私は家に帰ることにした。
…というジュニューム。