アイドルマスター2で私が作詞作曲した曲
「きゅんっ!ヴァンパイアガール」が
やっとCDに収録されました。
本日発売です。
THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL 01
声優さんのレコーディングには1日だけ立ち会いました。
まぁ、一番なにがすごかったって、
プロデューサー中川浩二氏のしきりですね。
アイマスのクオリティの高さの秘密を垣間見た気がします。
的確なアドバイス、そして的確な指示。
OKテイクの選び方も的確。
私も何度かボーカルのディレクションをやりましたが、
あれって、すごく難しいものです。
まず、ボーカリストを疲れさせちゃいけない。
でも、いいテイクをたくさん録らないとならない。
そのせめぎ合いが勝負ですね。
それと、何度も歌わせるとボーカリストのテンションも下がる。
調子が悪ければ、気分を盛り上げてあげないといけないし、
悪かったところをどう悪かったか、
次はどうやって歌って欲しいかを正確に言葉で言えないと
ボーカリストも戸惑ってしまいます。
私などは、同じフレーズを何度も聞いてくると
麻痺してきて、どれも良く聞こえてきたりするし、
何回前のテイクが良かったか、忘れちゃったり…。
こんな人はディレクションに向かないんです。
中川さんのしきりを目の当たりにしてしまったら、
なおさら、自分には向かないなって思いますよ…。
しきりも素晴らしかったですが、
私が見学した日の声優さん(美希役/長谷川明子さん)
もまた、打てば響くようなボーカリストでした。
最初にひととおり歌ってもらったのですが、
にや〜っとしてしまう素晴らしい出来。
そこからさらに精密さを追求してゆき、
あっという間に録れてしまいました。
声優さんの収録でいつも驚くのは、
素で歌うこともできるし、
キャラになりきっても歌えること。
キャラが憑依するんでしょうね。
一種の才能です。
最後に盛り上げ上手な中川さん&長谷川さんに
ただの見学者である私がなぜか盛り上げてもらって、
今、東京ハイジ一押しの「はみがきのうた」まで
調子にのって見せてきました。
なんか、なんか…申し訳なかったです…。
「きゅんっ!ヴァンパイアガール」は1番だけ聞くと、
吸血少女が娯楽のためだけに
男を狩っているかのようにしか聞こえませんが
CDに収録されている2番には彼女の苦悩が語られていますので、
歌詞にちょっとでも興味を持った方には、
2番まで聞いてこの曲の神髄を味わっていただきたいです。
さて、こちらはさっき教えてもらったのですが、
先日発売になった3DSの「太鼓の達人」では
「きゅんっ!ヴァンパイアガール」の曲で
太鼓がたたけるようになっているとか!?
事件です!!
さっそく私も買いにいかなくては。