飛べ!
どうやら。
うちの電話番号の昔の持ち主のNさんが、
いまだにその電話番号を使っているらしく、
うちにかかってくる電話の8割(いや、9割かな…)は
Nさん宛なのです。
大晦日と正月には遠くから年始の挨拶電話がくるし、
家賃が未納だという催促電話はくるし、
カードを拾ったんですけど、落としませんでした?という電話がくるし、
ほんとにほんとに迷惑してるんです。
それが、セールスの電話だとたちが悪い!
お墓を買いませんか?という電話が、Nさん宛にかかってきたので、
うちはNさんじゃないです、というと、
「別にNさんじゃないならそれでいいんです。
おたくさんはお墓、いりませんか?」
って、便乗してセールスをふっかけてくる。
Nさんにかかってくる用件は、
高齢者向けの勧誘電話か、お金関係のやばい電話なので、
微妙にかわいそうな境遇が察せられます。
飛んだ!
Nさんだけかと思っていたら、
先日は誰宛か知りませんが、写真つきの間違いFAXが夜中に届きました。
「もう4歳になったんだけど、パパは?ってうるさいからFAXしました。
迷惑だったらごめんね。」
子供の寝顔の写真です。
しかもモノクロなので死体っぽくて怖い写真なんですが、
これは想像力がかきたてられました。
離婚、または別居、または浮気で帰ってこない旦那に
妻が送ったものではないか、と。
最後の一文が、妻のほうの立場を物語っていて、
なんだか悲しいではないですか。
どこに住んでいるのかわからない人々の複雑な事情が、
家に居ながらにして想像できてしまう、っていうのは
ちょっとすごいなぁ。
落ちた。
今日のことです。
朝早くに、栃木なまりの男の人から怒りの電話がかかってきました。
「今ね、おたくの子供がね、
駐車場でさわいではしゃぎまわって大変なのよ。
はやくきてもらわないとね、こっちも迷惑してるのよ。」
うしろのほうで確かに、子供達の騒ぎ声が聞こえている。
何度も、違うんですけど、と言おうとしたんだけど、
その人の怒りは相当なもので、口をはさむ隙がないほど
まくしたてられ、一方的に怒られる私。
少し怒りがおさまったところでようやく口をはさめた。
「うちは子供とかいないんですけど」
「しょうこさんじゃないの?
だっておたくの電話番号○○○○○○でしょ?」
「いや、そうですけど。」
「間違いなの?」
「ええ。間違いだと思いますけどね。」
「失礼しました。」
・・って。
ほんとうに失礼だ!
怒られ損じゃん!
とまぁ、こういうことが日常茶飯事なので、
私の家の電話番号を知っている方は、
なるべく携帯にしていただけるとありがたいです。
家の電話にでる時、ついつい無愛想に出てしまうので。
実は、携帯も最近、失礼な間違い電話が多いので、
登録されていない電話には出ないんですけどね。
メール!
メールがいいな。うん。