ゴールドライタンが地味に好きだったのです。
ロボをおりたたむと、ライター型になるというのが、
当時の私には感動的で、これを考えた人は天才だと思ったのです。
超合金にはあまり興味はなかったのですが、
ゴールドライタンの超合金だけは別格でしたね。
そして、私の「コレ」は、超合金が好きだった感覚にとても近い。
違う形に変身できること。
ひとつぶで二度おいしい感じが。
「そういうことだったのか」と思ったんです。
自分の服のセレクトが、超合金基準だってこと。
結局、ひとつの服だけで変身できるものが好きなのです。
というわけで、私の春夏の秘蔵ワードローブから、
いくつかセレクトして掲載してみます。
■リバーシブルキャミソール
リバーシブルは変身服の基礎の基礎。
表に着ても裏に着ても大丈夫。
リバーシブルを考えた人は本当に天才!
いいなぁ。リバーシブル。
■後ろ前どっちもOKカーディガン
後ろにも前にも
ボタンがついているので、
どっちを前にして着ても大丈夫!
うっかり後ろ前逆に着ても
「それ、後ろ前ですよ。」
といわれないのが良い。
こういう服に慣れると、
普通の服を着ていても
後ろ前や表裏を
気にしなくなるので要注意だ!
最近、普通の服を無頓着に
裏返しに着てしまう私が
言うんだから間違いない。
要注意だ!
■変形カーディガン
かぶって着ると
シンプルな長袖T。
腕だけ通して
紐で結ぶと
カーディガンに変身!
この着方を店員さんに
教わった時には
すごいですね!
素晴らしいですね!
を連発しました。
■ズボンスカートショート
前から見るとスカートなんですけど、
実は、ショートパンツの前に
布をはらりと巻いているだけの感じ。
後ろからだと、ショートパンツの完全型。
簡単に言うと、巻きスカートの要領です。
タイには、これに似たシステムの
巻きズボンがあるらしい。
欲しいな。
■えりまきトカゲジャケット
これはごく普通の
ジャケットなのですが、
襟が取り外し可能。
とても超合金的な
ジャケットです。
襟をつけると、
えりまきトカゲ風で、
結局、襟付きでは
着たことがない、
という。
だったら、
普通のジャケットを
買えば良かったじゃないか、と。
今でも自問自答中。
問題のジャケットです。
■ミリタリー風ズボンスカートロング
前からだと、
ロングプリーツスカート。
パリッとした生地だから、
女ヤンキーに見えます。
かつあげ、とかやりそうな。
田舎で着てると褒められます。
「かっこいいっすねー」と。
特に元ヤンの男性に褒められます。
実際褒められました。
後ろから見ると、なんとビックリ!
農家のお母ちゃん風黒ズボン。
どっちにしろ、
田舎で注目を集める服です。
でもこれ、こんなだけど、
けっこういいとこのなんです。
フランスだかなんだかの。
名前覚えてませんけど。
■包帯スカート
これは見た目、普通のスカートですが、
実は、パーツが全部スナップでついていて、
前も後ろも、とりはずしができちゃう。
ある意味、これが一番超合金っぽい。
スナップをとめる位置を変えるだけで、
無数の着こなしが可能!
パーツをとりはずして着た状態(左)から
さらになんと、(右画像)足もとに注目。
ジッパーを外してつけ変えると、
スパッツオンスカートに変身。
すごいよ、コレ!
コレだけは絶対着こなせないと思ったけど
このスカートの持つ勢いに負けて、
とりあえず買ったもんね。コレクションとしてね。
■もんぺワンピース
これも原理は包帯スカートと一緒。
普通に重ね着風ワンピースとしても着れるけど、
中のスナップをつけかえると、
ワンピースの下にもんぺをはいているように見える!
タレントの山瀬まみ氏考案らしいです。
やるなぁ。
…とここまでさんざん書いて、
この趣味は、どうも貧乏くさいのではないか、
超合金のかっこよさよりも、
一枚のパンツを何日はけるか、
という問題と似ているのではないか、
という疑問がふとよぎったので、
ここらで筆を置きたいと思います。