黄門でスカーッとしたい

パンマン

最近、一度家に帰ってきてから、
夜、もう一度でかけるパターンが続いたので、
夕方の水戸黄門を見る機会に何度か恵まれた。
こんなじめじめむしむしする季節には
黄門様になってスカーッとしたいもんです。


チャンバラシーンを数分こなした後、
「すけさん、かくさん、もういいでしょう。」
と黄門様がいやらしく遠まわしに合図をする。
アレをおねだりしてるんですね。
「もういいでしょう。」なんて言ってますが、
内心、冷静なわけがないんです。
~黄門様の心中~
チャンバラ疲れちったよぅ。
そろそろ印籠だして「ははー」やろうよ。
ねぇねぇ、やろうよぉ。
打てば響くようなすけさんかくさんが、
待ってましたとばかり、
「ひかえおろう!このお方をうんぬん‥。」
それに対して一同驚愕。
そして一同平身低頭の「ははー」。
~黄門様の心中~
きんもちいぃ~~!
オレ、黄門やってて良かったぁ。
サイッコー!
悪をこらしめるため、というよりも、
印籠だして「ははー」のほうに、
旅の動機があるとしか思えない。
私も梅雨の季節だけでいいから、
黄門様になって、スカーッとしたい。

斬り捨て御免!
ぐぁああああおぅうぅぅう


あと、テーマソングの歌詞もいい。
人生という旅と、ご隠居一行様の旅を
重ねているのももちろん素敵なのですが、
私が今回特別にピックアップしてみたのは、
「の」です。
「あとからきたのにおいこされるのがイヤなら歩きなさい。」
という意味の一節がありますが、
「あとからきたの」の「の」は、
×→「あとからきたんだけどおいこされてしまった」
○→「あとから来た奴においこされた」
なのです。
あとから来た「人」とかあとから来た「奴」じゃなくて、
あとからきた「の」っていい加減な荒っぽさがいい。
使用例
店員:お客さん、お釣りわすれてますよ。
男 :そんなはした金、あとからきたのにくれてやれ。
きっぷの良さを感じる。
江戸っ子を感じる。

どくどくどくどく
どくどくどくどく
パンマン死す。
享年1日。


黄門、いいなぁ。
でも、今日で最終回でした。
一応あったのね、最終回ってものが。
黄門様が旅を終えたところで終わってだけど、
ナレで、きっとまた旅に出るだろうことを
匂わせて終わってた。
まぁ、黄門だけはやめらんないわな。
あんなにスカーッとするものだったら、
何度最終回になろうと、
何度黄門の顔が変わろうと、
黄門は続くんだろうなぁ。