先日の記事の続きのようなものです。
“We are the World”がリリースされた後、
イギリスとアメリカのライブ会場を中心に、
世界84か国を衛生放送でつないで、
ライヴエイドが行われたらしい。
1985年夏のことです。
世界中が注目するライブのトリをつとめたのが、
私が最近気になってしょうがないボブ・ディラン。
彼が、そこで大ポカをやったという噂を聞き、
4枚組DVD買っちゃった!
時差があるので、
ライブは
イギリス会場から。
ウェンブリースタジアム。
スティングと
フィル・コリンズ(奥)。
スティング、いいね。
で、フィルのほうがね、
わがまま言いだすんですよ。
オレ、イギリスだけじゃなくて、
アメリカのライブにも出たいっす。
早速、コンコルドで飛んでった。
イギリスで圧倒的にすごかったのは、
文句無しにクイーン。鳥肌たった!
ボーカルのフレディ・マーキュリー。
マイクの持ち方がステキ。
コール&レスポンスがいいの。
スタジアムだから、
客の動きがウェーブになってて、
音の伝わり方が目で見えるところに
感動した。
足が長くてまっすぐー。
ニックネーム
「割り箸」ってつけた。
イギリスが盛り上がる頃、
アメリカもライブスタート!
この人、ボブ・ディランの元カノ。
きれいな声だけど、
ビブラートがしつこいです。
あ、フィルいた!
クラプトンの影で
ドラムたたいてる。
しかもツインドラム…
きた意味あるのか?
ライヴエイドは80年代真っ只中。
「肩パット」と「後ろ髪」が苦手な私にとっては、
悪夢のような時代。
当時は、買った服からせっせと肩パットを
はずして着ていたぐらいなのだ。
「なで肩の肩パット嫌い」とは私のこと。
どの時代のリバイバルでも大歓迎だけど、
80年代だけは、ほんと、勘弁してほしい。
人類皆、一斉に狂ってたとしか思えない。
でもブームきてるんでしょ?(泣)
コレ、マドンナ。
超合金並みの肩パット!
耳上でパツーン!
後ろ髪ダラーン!
ライヴエイド出演者による
私の苦手な髪型コレクション。
ヤンキーのお子さんが、
こんな髪型をさせられてるのを
見かけると、
不憫すぎて心が痛むのです。
2はライヴエイド発起人のボブ・ゲルドフ。
発起人からしてコレだもの!
3のフィルも髪が無いなりに流行を追っている。
7、なぜか学生服、U2のボノ。
この中だと、ボノが一番嫌かなぁ。
8&9は、音楽は好きだったのに
ビジュアルみてがっかりしたホール&オーツ。
やっぱりホールが一番嫌かなぁ。
アメリカ会場では、
ミックが良かった。
ストーンズのボーカル、
ミック・ジャガーね。
今回はソロでの出演。
ティナ・ターナーとコンビで。
昔、ティナの元旦那が2人の仲を疑って
「ミックでてこーい!」って
乗り込んで来たことがあったらしいよ。
確かに、怪しいね…。
ミックがティナのスカートを
はぎ取るハプニングあり!
ティナのリアクションが
わざとらしくて良い。
そして、いよいよ大トリ。
ボブ・ディラン。
ジャック・ニコルソンが
華々しく紹介。
どうも、ボブです。
ストーンズのギタリスト
キース(手前)とロン(奥)も一緒。
1985年はミックとキースの仲が険悪で、
別々の参加になったらしい。
そんな大人げない所がストーンズ。
何かがおかしい…。
何とは言えないけど、
バラバラな演奏で聞きづらい。
その時ロンが、
ある異変に気づいた。
ボブ。
弦が切れて戸惑っていた!
キースは気づかない。
優しいロン。
自分のギターをボブに渡す。
キース、やっと気づいて驚き、
演奏が中断しかける。
あわてて隙間をうめるキース。
ロンが、弦の切れたギターを
カーテン裏へ。
ボブも、歌をとぎらせるまい、と
バタバタ、あたふた。
曲も最後のほうになってから、
カーテン裏から、
新しいギターが届く。
やっと3人そろったけど演奏はメタメタ。
ミキサーのミスで、
モニター(自分たちの演奏)が聞こえない状態での
演奏を余儀なくされたらしい。
しかもこの曲は、ボブが舞台に出る直前に
やりたいと言い出した曲だったので、
ぶっつけ本番でやったらしい。
全く!ボブらしいよ。
リチオが褒めにきたよ。
渋い顔のボブ。
オレ、やっちまった…的な。
そのまま、リチオ、
We are the Worldを
歌いはじめる。
さぁ、感動のフィナーレへ!
この歌には、ボブがソロで
歌うところもある。
いたたまれない思いであろうながら、
舞台中央で
ギターをかき鳴らすボブ。
歌の途中で、
ボブが移動をはじめた。
リチオが気づく。
ボブ、舞台から逃走!
ボブのソロがきた時、
誰もそこを歌うものはなく、
コーラスだけが
むなしく流れていたのだった。
結局、一番うしろにいたボブ。
こうしてライヴエイドは幕を閉じたのであった…。
では最後に、全てのライブの中で
一番素晴らしかったクイーンのライブから、
コール&レスポンスのシーンをどうぞ。
(冒頭〜1分ぐらいまで)