初めて本物(*注釈)のCMソングをやらせていただきました。
今のところ、大阪、沖縄など、南のほうでのみの放送ですが、
SSKフーズの新商品、甘いマヨネーズ「マンマ」です。
(*注釈 ルーマニア#203というゲームで偽CMは無数に作り散らかしました)
私がCMにいつも一家言あることは、
私をよく知る方ならご存知でしょうが、
A級からC級まで素晴らしいものはすべて愛好しております。
私の音楽の作風には二つの側面があり、
ひとつは、頭の中で無限ループ地獄をうむ歌が作れること。
もうひとつは、セラニポージのように女子っぽい歌が作れること。
だと思っているのですが、
もし自分が仕事としてCMにかかわるとしたら、
まずは、地方限定のパチンコ屋とか仏具店のCMとかで、
商品名連呼ソングの仕事からだろう、と考えていました。
私がCMといったらそっちの能力のほうを買われるのだろう、と。
それなのに、あぁ、それなのに!
なんということでしょう。
音楽もセラニポージな感じでオッケーな
おしゃれでかわいいCMがデビュー作となり、
なにこのラッキー!?状態です。
音楽そのものはオリジナルではなくて、
アメリカ国歌なんですけどね。
鼻歌ソングはいつもの私ならでは、となりました。
このたび、憧れのCMの仕事を、
少しだけ垣間見ることができたわけですが、
撮影班はすごいハードスケジュールでしたよ。
私でさえ仕事うけてから放送にのるまで1ヶ月程度でした。
ほんの15秒に、いろんな人の熱いこだわりがこめられていましたよ。
こういうイメージでいく、というあらゆる参考資料が存在します。
撮影場所の時間ごとの日光のあたり具合から、
モデルが身につける小物、ひとつひとつに選んだ理由が添えられ、
この資料ひとつで、まだ撮影していないCMが全部見える感じ。
たった15秒を考えつくだけ考えつくしてありました!!
私も「15秒」っていう歌詞を作ったことがあるんです。
映画のヒロインと、その彼女に恋する普通男子の
15秒だけの恋人タイム、って話で。
普段の生活の中で15秒ぽっちじゃ何にもできないけど、
極めれば、15秒って何でもできるもんですね。
さて肝心の甘いマヨの味ですが、
甘いというよりもフルーティと感じました。
今、効果的な使い方をいろいろと考えている最中ですが、
とりあえず、ブロッコリーの茎につけて食べてみました。
最終的に、一点を見つめ、マヨだけナメナメしている自分がいました。
つまり単独ナメナメも十分おいしい。
おすすめです。
SSKフーズ「マンマ 自由の女神」篇