時々、力のかけどころを間違うことがあります。
今回もそのパターンです。
「ふりかけ王子の大冒険」というミュージカル？が
ついに、ついに、完成しました！
「ふりかけ」というニッチな食べ物のために
全力をふりしぼってしまいました東京ハイジ。
ふりかけ業界に頼まれたわけでもありませんし、
制作費はほぼ自腹です。
子供が映画館に行きたくなるような動画を作って欲しい、
と、シネマジーンさんに頼まれて作ったものですが、
映画館に行きたくなる、というよりは、
どう見ても、ふりかけご飯が食べたくなる欲求のほうがが強い動画です。
いや、この動画を見た人の今晩の夕食は、
ふりかけごはんで決定でしょう。
ともかく、絵を動かしてくれた
東京ハイジの、頼れるヒラヤマリョウ氏に、
東京ハイジ史上最も大変だった動画、と
いわしめてしまった、ものすごい力作です！
たくさんのふりかけたちが、
なめらかによく動いてるでしょう？
ヒラヤママジックですよ。
他にお金もらっている急ぎの仕事があったのにも関わらずのコレ！
東京ハイジ（というか、特に私ですが）
もっと賢くたちまわりたいものです。
妹には、ふりかけなんて、
ただの四角だから描き甲斐がない、
どうやってキャラ化したらいいんだ、
と何度も泣きつかれましたが、
「いや！ふりかけなんだ！ふりかけがいいんだ！」
で押し通してしまいました。
ブーブー言ってたわりには、いいじゃん、キャラ。
と、思ってるんですけど、どうですか？
チクチクした感じがよく出ています。
私が全く想定していなかったのは、
プリンセスライス（姫）の容姿ですね。
ジャバザハットのような存在感が謎です。
妹が何を考えているのかさっぱりわかりません。
今回は声もがんばってますよ。
パパの声以外はドラゴン役から爺役まですべて私。
（私すぎてすいません汗）
こうやって手元ですべて完結できる仕事が
私はなんかもう大好きですね。
趣味の領域です。
この映画の本編が見たいものですねぇ。
ひとつぶひとつぶ、ふりかけの粒を集めたんでしょうか。
それには、一体何年かかるのでしょうか。
ライス姫はその間、ずっとお茶碗を持ってまっていたのでしょうか。
待っている間に、白飯は腐らなかったのでしょうか。
うーん、本編は作りたくナァイ。
好きなところだけ、好きなように作った、
そんなフリーダムな作品です。
毎年１本ぐらいこういう自由なの作りたいなぁ。
そういえば「ようこそ！ゆきだるまのパーティへ！」
という、東京ハイジ作オリジナルアニメが
第9回札幌国際短編映画祭に入選しました。
思えばこれもほぼ自腹プロジェクトで、
自由に作った作品でした。
この秋は東京ハイジ、札幌に飛びます！ヒューン。
