札幌国際短編映画祭に
「ようこそ!ゆきだるまのパーティへ!」が
ノミネートされた東京ハイジ。
札幌へ飛びました!
特に飛行機嫌いの私は決死の覚悟で飛びました!
初めての札幌の街はとても綺麗で、
歩いている人も都会的で上品な感じ。
そして街中を走るトラムがオシャレ。
それから日差しが違いました。
天気がいい時でも、東京の天気の良さとは違う日差し。
強い日差しなのに、ノスタルジックな感じなのですよ。
(なんでだろ)
劇場がある狸小路には映画祭の旗がずらり。
街をあげてのお祭りでした!
東京ハイジの作品は「ファミリー&チルドレン」の中で上映されましたが、
ハイジ作品のなんと場違いなこと!
我々は制作は3名。声優その他いれても10人もいません。
他は大作でスタッフロールすごくて制作スケール違うし、
社会的なメッセージがあるし。
だから、並べて上映してもらっただけでも恐れ多いのです。
運営の方は、こういう作品(ハイジのような)も
この枠に欲しかったので、とおっしゃってくれましたが、
我々のホームメイドすぎる感じが浮き彫りになり、
「あちゃー!」と額をペシと叩きたくなりましたよ。
でも、これは狙いどおりなんです。
「ようこそ!ゆきだるまのパーティへ!」を作る直前に
作っていたものが、とてもメッセージ性の強い
(というか、教訓めいたセリフ盛り沢山な)作品だったもので、
ハイジが作りたいのはこんなものじゃないはずだ、と。
次に作るとしたら、子供が好きなものだけを詰め込んだ、
子供のためだけのあったかい作品を作りたい!と
意気込んでいて、そこから生まれたのが
「ようこそ!ゆきだるまのパーティへ!」だったからです。
多分、あったかい作品、あったかい作品、と考えていたので、
「温度」を意識した作品が出来上がったのかもしれないです。
冷たい雪だるまたちが、
南国のマンボのリズムに魅かれてしまう流れなど…。
だから、ホームメイドでいい!メッセージ性なくっていい!
スケールちっちゃくても、子供が笑えばそれでいい!
うれしいことに、笑って欲しいところで、
子供たちがどっと笑う声が会場から聞こえてきました。
賞はとれませんでしたが、リアルな反応は最高のご褒美でした。
普段、ほとんど人前に出る機会のない私も、
舞台挨拶などをさせてもらって、
久々に頭が真っ白になるあの感じを味わいました。
札幌のお客さんが、しどろもどろな東京ハイジも
あたたかい目でみてくれていたので助かりました。
上映後には、ゲームファンで私のことを知っているという方がきていて、
たまたま友達に連れられて来ただけだったのでびっくりしました!
とおっしゃっていました。
ゲーム関連のイベントなら、
私もキャリアが長いので多少安心感がありますが、
こういう映画関係ではアウェー状態で不安だったところ、
知り合いに会えた!みたいでなんかすごくほっとしました。
観光もできず、食事も、コンビニとかサンドイッチとか、
そんなものばかりでしたが、最終日の昼に、
やっと鮭いくら丼を食べることができました。
今度は、観光目的でしっかり調査してからまた行きたいなぁ。
向かって左に私+プゥコ&ワカバ+コウメ+ゴロナ有り
*狸小路の写真と集合写真は札幌国際短編映画祭facebookからお借りしました