「五戸のおんこちゃん」
1年かけて作った大作(7分強ある!)が、ついにお披露目となりました。私たちの故郷、青森県三戸郡五戸町のPR動画です。
🔴東京ハイジの意気込み!
このお話をもらった時、キタか!という感じでした。故郷に存在を発見されるなんて、こんな名誉なことがあるでしょうか!東京に憧れて五戸を出て幾年月。東京ハイジ、やっとここまできました(遠い目)。というわけで、東京ハイジの記念碑的事業として、フンドシをぎゅっとしめる気分でとりくみました!
🔴五戸グルメの謎・・
ちなみに「おんこ」というのは、いちいの木のことです。我が家の門にも、おんこが何本かたっています。佐々木家のシンボルツリーでもあります。そのおんこの木の精を主人公に、五戸のグルメをご紹介する流れになっています。あらためて、故郷の名産物を調べてみたのですが、なぜか精がつく物ばかり。そんなに精つけてどうするんだってぐらい、長芋、にんにく、各種肉(特に馬肉)、アピオス・・・滋養強壮効果があるものが、これでもかー!というぐらいに。
🔴おんこちゃんの性格
おんこちゃんは、普段は笑って目を細めておとなしい子なのですが、食べ物を目にした時だけ野生を解放し、目をカーッと見開く、という設定にしました。この獰猛さは精のつくものばかり食べている賜物ですね。そんな食いしん坊おんこちゃんが、五戸の四季を食べ尽くす歌です。
🔴妹に怒られた!ショボン
歌詞に四季をとりいれてしまったため、それを撮影するために季節が変わるごとに五戸に行かなければならなくなり、妹に怒られました。幸い、撮影チームは実家に泊められたのでよかったですが、うちの母の退屈しのぎに付き合わされて、(撮影のない日は恐山や十和田湖、八甲田へのドライブに引き回された)それはそれで大変だったのではないか、と思います。事実、撮影の平山亮氏は五戸で風邪をひいて寝込んだりしてましたし。皆様、1年間、お疲れ様でした。
🔴作詞のこだわり
五戸町にはリズミカルな擬音をもつ面白い方言が数多くあるのですが、イントネーションとリズムがとても大事です。というわけで、この曲は「にこかこ〜にこかこ〜」という言葉から組み立てました。「ニコニコ」的な「にこかこ」ではだめなのです。「にこかこーにこかこー」と「語尾伸ばしつつ2度繰り返す」。このリズムじゃないと、五戸語っぽくならないのです。
🔴方言
曲の聴きどころとして、方言を入れました。ネイティブの私が、おんこちゃん(6歳)に徹底的に方言指導をしたので、リアルさには自信があります。「ほっぺだおぢだらどやすべ」(ほっぺがおちたらどうしよう)の「ぢ」と「ず」の中間の発音とか、難しいんですよねぇ。ぜひ、注目して聞いてみてください。
🔴初めての集団ダンス
今回は前からやりたかったダンスを取り入れています。世界で活躍する山田うんさんに振り付けをお願いしたら、今、エストニアにいまーす、と、現地の人も巻き込んで踊った振り付け動画が送られてきて、極々田舎の動画をとろうというのに、インターナショナルムードでスタート。撮影前にかなりテンションがあがりました。いいものになる!と確信しました!
🔴五戸の人って本当にしょしがりや(恥ずかしがりや)?
私は撮影に立ち会っていないのでそう詳しくはないのですが、撮影は、役場の方をはじめとする五戸の皆さんの真摯な協力体制に大いに助けられたそうです。五戸の人は、基本、恥ずかしがり屋なので、ダンスって・・うーん、やってくれるんだろうか、と思っていましたが、そんなものは杞憂!園児からお年寄りまで、快く参加してくれたそうです。あまりに撮れ高が多すぎて、編集に苦労したほどだったのです。
🔴最新機器導入!
お気づきでしょうか?なんと!今回ドローン(カメラ搭載ラジコンみたいなもの)を導入したのですっ!このためにスタッフはドローン操縦免許までとったのですっ!五戸の全景、特に雪景色が素晴らしいので、是非最後までご覧下さい。
意気込みすぎて少々長くなっちゃったのが反省点ですが、本当に最後の最後までみせたいものがつまっているので、全部みてもらえたらうれしいです。東京ハイジの故郷なので!
(特設サイトには撮影の様子も詳しく掲載されています)