今年一番大きな自腹プロジェクトがついに完結です。
「おいで地の底」「王様の銀の鈴」は既に公開済みですが、
このiTunes三部作のラストを飾る作品「大足ぱじゅあ」が
本日から配信開始です。
ぎりぎり年内に間に合ってよかった。
よかったよかった。
大足ぱじゅあのビジュアル部門は、
映像クリエイター松本力さんとのコラボ作品となっています。
松本さんはアートを哲学的視点で語ることができる
ホンモノのアーティストです。
彼は不思議な帽子屋さんのお母さまと二人暮し。
家の中は九龍城のようで、
あらゆるものが雑多に積み上げてあり、
(妹いわく、地震がきたらアウト、だそうで)
靴で生活するシステムらしいです。
いまどきのアーティストといったら、
便利なツールを使ってパソコン上でアニメを作りますが、
松本さんは、すべての動きを手書きで描き、
パラパラ漫画の要領で絵をカメラ撮影して、
莫大な時間をかけて映像を作る方なのです。
最近脳みそが軽石のようになっている妹ハイジに
松本さんがぱじゅあの深い解釈を語ったものですから、
妹から一度「なんかむずかしいよぉ〜」
というメールがきたぐらいです。
でもそんな松本さんにひっぱられたのか、
他2作品とは一線を画すような
宇宙規模の作品にしたててくれました。
また「王様の銀の鈴」でも大活躍してくれた
平山さまの存在も語っておきたい!
今回も平山さんにアニメーションを頼んだわけですが、
繰り出される技の数々には驚くばかり。
繊細な映像作りに一役も二役もかってくれています。
細かいエフェクトがどんなに大事かってこと。
大きな体なのに大福ハートを持つ男(妹談)です。
サウンド部門では、ボーカルをまたまた
澤田真理さんにお願いしました。
彼女の歌声はエスニックにも、ポップにも
何にでもはまるミラクルボイス。
この曲は、リズムがシャッフルしているのに
早口で歌わなければならないので、
私が作った曲の中では断トツNo.1の難曲なんです。
(No.2がラビットパニックかな)
それを歌いこなすとは、只者じゃないですよ。
彼女の声のおかげで、昔話を語り継ぐ
シャーマン的な存在感をだせた気がします。
iTunes三部作はハイジサイト内に
特設ページがありますので、まずはこちらからどうぞ!
直接「大足ぱじゅあ」に飛びたい方は
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