猫の世界に何かがおきている


猫の世界に何かがおきているようだ。
最近、この辺にかわいい子猫が増殖していた。
私は3〜4匹目撃している。
手のり猫といってもいいぐらい小さい猫で、
犬猫が苦手な私ですら、思わず触りたくなったぐらい。
私は特に犬が苦手なのです。
幼少時に小さい黒犬に追いかけられたトラウマがある。
猫は苦手ではないけど、積極的に触ったりはしない。
まねしてニャーと鳴くぐらいだ。
しかし、そんな私でさえもこれなら!と思ったほど
かわいい子猫達だった。
ところがある日、突然子猫をみかけなくなった。
時を同じくして、夜中に猫が集まって
ぎゃーぎゃー騒ぐようになった。
(この話にオチはないので、期待しないで下さい。)
そして今、近所で増えはじめているのが猫反対運動だ。
「猫に餌をあげないで下さい。私達はとても迷惑しています。」
という張り紙があちこちに貼られている。
私は子猫の失踪と猫の異常行動と猫反対運動が
なんらかの関連があるのではないかと見ている。
あまりにのかわいさに誰かが子猫をどこかへ連れ去ったのだろう。
わが子を失った親猫を中心に、同情した猫たちが集まって、
夜な夜な集会を開いているのだ。
その集会の跡地にゴミが大量に落ちていたり、
不純異性交遊があったり、暴走行為があったりして、
人間の不快をよんだのではないだろうか。
心ない人間の猫さらいが、猫感情を逆なでしたに違いない。
私はそう思っている。
さて、私の相方は、犬も猫も、居ればかまいたくなるタイプで、
見つけるとすぐに寄ってゆく。
犬を見て「おいでおいで」をすると私に怒られるので、
その反動か、猫への「おいでおいで」は、とても熱心に行う。
猫がいると必ずしゃがみこんで、しつこく
「おいでおいで」をして、食べ物で釣ろうとする。
「ツナ缶あるよ。」
「さんまあるよ。」
「パンの耳あるよ。」
私は、猫にかまう趣味はないので、
「ツナ缶あるよ。」「んなもんないよ。」
「さんまあるよ。」「この人ウソついてるからね。」
「パンの耳あるよ。」「それはうちの主食だから。」
と、はやくどこかにいってもらうために冷たくあしらう。
猫も慣れたもので、全く興味を示さない。
「またフェイントですか。」
「毎度毎度おつかれっす。」
という顔をして動こうともしない。
じれた相方が「おいでおいで」とにじり寄ってゆくと、
ターッと逃げてゆく。
「あいつ、クビ。」
と憎まれ口をたたいて相方もようやく腰をあげる。
今、広がりつつある猫反対運動に気付いた私は
まっ先に相方に注意をしておいた。
「君の行動は、知らない人から見ると
 まるで餌付けをしているように見えるから、
 ありもしないさんまとかツナ缶で猫に声をかけるのはやめること。」
と。
まぁ、初めにいった通り、この話にはオチはないのですが。