またきちゃった…(撮影日2013/3/23。イオンと私)
田舎に帰るたびに寂しかったんです。
なんで田舎なのに、ヴィレバンやタワレコがあるんだ!?
都会にしかない店で買ったものを田舎にもって帰って
「都会ってこんなものを売ってるんだね。すごーい。」
ってうらやましがられる醍醐味が味わえなくなったわ。
田舎ならではの個性ある町並みはどこにいった?
みんなジャスコに流れたせいで商店街過疎化してるんですけど。
田舎らしさは何処へ!?
(注:うちではいまだにイオンのことをジャスコと呼ぶ)
とかね…。
そんなワタクシにぴったりの仕事が作年夏に舞い込んだ!
今年発売になった例の「ひなビタ♪」の曲作りです。
そのバックグラウンドは…
「チャスコ」という大型商業施設のおかげで、
すっかりヒナびてしまった商店街の娘たちが、
町おこしのためにバンドを組んだ!
というもので、それをふまえて曲を作って欲しいとのこと。
夏休みだったので、さっそく1ヶ月間田舎に帰ることにしました。
ひなビタちゃんたちと同じ思いを抱いて曲を作ろうと、
ジャスコが立ち並ぶ田舎へと帰ったのです。
しかし、1ヶ月もいたら、すっかり便利で楽しいジャスコの虜。
ほとんど毎日のように通っていました。
だって、本当に田舎って何にもないからサ…。
そしてジャスコに行きさえすれば何でもあるからサ…。
ふるさとに、いつまでも昔のままでいて欲しいなんて、
都会に行った人間のエゴでしかないんですわ!
田舎の人だって、便利で楽しい暮らしがしたいんだもん。
…というわけで、結局、ひなビタちゃんになりきって、
作曲することはできなかったけれど、
みんながサーカスのキングコング(すなわちジャスコ的な)
を見にいってしまって、
自分たちのライブ(すなわちひなビタ商店街)は
過疎化してる、という、そんな歌詞にしました。
でもキングコングにはない不変のガールズパワーを武器に、
さわやかに歌いあげている感じが出ていると思います。
やはり「不変の良さ」は田舎にもある、というわけで。
思い出と共に、ね。
もし、私がジャスコ悪に徹して曲を作ったら、
怨念のこもったどろどろした曲になったかもしれないので、
これでちょうど良かったのかも。
「これでちょうど良かった」感じはこちらで試聴できます↓
そして私はさらにジャスコ、もとい(今はイオンですよね)
イオングループ様にお世話になることになりました。
詳しくはこちら!
東京ハイジからのお知らせ!
この展開、なんだかすごい。
今の若人達はアマゾンあるしustreamあるしジャスコあるしで、
都会に憧れなくても十分青春を満喫できそうだなぁ。
私が成長するには、都会への憧れは必須だったけどね。
そうなると人口が都市に集中することもなくなって、
将来は都市すら消滅するのか?
まんべんなくスースーした住みやすい日本になるのか?
私がそんなこと考えはじめるようになったら、もう春ってことです。
皆さんはお花見、いきましたー?