(どこかにミニミニコイズミが)
ようやく街が静かんなった。
今年の選挙は、なんでか知らないけど、
有名な人にいっぱい遭遇した。
小泉総理もちろん。田中康夫とか。
叫んでたなー。みんな。
あれ、実は大変そうでいて、
それ以上に気持ちがいいものなんです。
あの気分。ちょっとだけわかる気がするんです。
東京ハイジって、こんなにバカなのに
2人とも選挙に出たことがあるのですが。
私は中学の時に書記に当選。
妹ハイジなんて小、中と連続して副会長当選なんです。
書記にしたのは、一番責任なさそうだから。(姉)
副会長にしたのは、一番仕事が少ないから。(妹)
妹はどうか知らんけど、私は、
当選していいことなんていっこもなかったね。
生徒会メンバーでバンドを組んだぐらいかな。
私の立候補がクラスの多数決とか、
先生の説得で決まったときは、
正直めんどくさかったし、
人前に出るのやだし、憂鬱だったんです。
選挙運動がはじまると、声の小さい私が
「清き一票をお願いします」って
大声で叫ぶ必要があるわけで、
一応公約とかあって、演説の必要もあるわけで、
そういう活動の中で、冷めていた自分が
なぜかどんどん盛り上がっちゃったんです。
最終的には声が枯れている自分に酔ってたし、
「がんばれ」って声かけてもらった時、
不覚にも涙が出て「ちょっとごめん」
って席をはずして下駄箱の影で泣いてみたり。
「ほら、もっと声だしたほうがいいよ。」
ってアドバイスしてくれて、
一緒に大声だしてくる友達の愛を感じてうれしかったし。
当選した時は最高だった。
でも。
実際、書記の仕事がはじまると、全くいいことなかったんですよ。
生徒会の顧問は、最悪の暴力教師で、
自分の公約を果たすどころか、
殴られないように、目の前の雑用をこなすだけで精一杯。
受験もあるのにふざけんな、って感じでしたね。
最後の文化祭で、生徒会長をボーカルに、
生徒会メンバー全員でバンドを組んだんです。
サザンとかアルフィーのコピーバンドでしたけど。
それを顧問の先生に、
「一般の生徒ですらやらないのに、
生徒会メンバー自らがバンドだなんて
許されることじゃないんだぞ!」
って怒られて、でも私たちを阻止できないために、
八つ当たりされて、なんもしてないのに殴られて、
顔が腫れて、ものもらいになって、1週間休んで。
それでも意地でやりました。
文化祭ライブ。
ライブやることだけがあの先生への仕返しだったから。
それがいい思い出です。
今回の選挙にうかった人たちも、
せっかくだからバンドとか組めばいいのにね。
曲はYOSHIKIに作ってもらえばよい。
タハッ!