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写真は本文と関係なく
ハロウィン特集です。
一番のお気に入りトリオ。
ピーチ姫すてき。
(前回までのあらすじ)
メイドカフェを前に敗北した私。
今度こそ、メイドに負けるわけにはいきません。
めざすは「一般女子meetsメイド」なレポート。
私はもう一度メイドを探す旅に出たのです。
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←ちなみに、男性
二度目は誰か連れて!と思っていたのですが、
誘った者達と予定があわず、
再び一人でメイド探しにゆくことになりました。
前回、未調査で行ってしまったことが失敗の原因だったので、
今回は場所のあたりをつけてあります。
以前、とある街のとある場所をとおりかかった時。
とある雑居ビルから、リュックを背負った高校生男子が
一人,、階段を降りてきました。
彼は、最後の段を降りる時、
両足をそろえて「トン!」と歩道に着地したんです。
それがやけに子供っぽくてうれしそうでした。
彼が出てきた店は、メイドマッサージの店。
一瞬、いいのか?高校生が?と思いましたが。
いいんですよね。
風俗じゃなし。
高校生が単独でいけて、終わった後は両足揃えて
「トン!」
と、現実に戻りたくなる場所。
それだったら私にもいけそうだ。
いけそう、というよりむしろ行ってみたい。
メイドカフェよりマッサージだ!
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仲がよろしい
というわけで、ついに見たメイドの花園!
その様子は是非、ネットラジオで聞いてください。
こちらから!
「月いちトモコサン」クリックです。
‥というだけじゃ何なので、軽く描写しましょう。
今思うと、入店時の「おかえりなさい!」の声には
魔界へのドアが開くような魔力があったに違いない。
「そうか、私はここへ帰ってきたのか。
家はあっちじゃなくてこっちだったんだ。
なんか長い間、間違ってたんだな。」
と、めまいをおこしているところに
たたみかけるようにはじまったマッサージ。
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白雪姫がうしろを気にしている
あちこちから小さくクスクスと
メイドさんの笑いさざめく声が聞こえてくる。
アロマオイルの花の香りが漂っていて、
目を閉じるとフォーククルセイダーズの
「おらはしんじまっただ」まで聞こえてくるようだ。
「良かった、地獄におちなくて。」
そうです。ここはメイドだらけのパラダイス。
そして念願のメイドさんとのコミュニケーション。
こういう場所での客と店員の会話って
その場しのぎの天気の話や、お愛想話になりがち。
先日、初対面の保険のおばさんと日焼けの話ばっかりしてたっけ‥。
なんだったんだんだろう、あれ。
その点、メイドさんとの会話には無駄がない。
趣味の話も、自分の仕事の話も通じてしまう。
これはもう気持ちも大きくなってくるってなもんだ。
いつもは仕事の話なんかしないんだけど、
あれこれうっかり語ってしまっている。
「シュガシュガルーン」でも
「赤どこ」でも何でもかんでも。
ちなみに、隣の客(男)は自分のことをデザイナーだといってたし、
向かいの客(男)は自分のことをアーティストだといってたし、
それが本当かウソかはおいといて、メイドさんは
「すごいですねー」
「尊敬ちゃいますよー」
って一生懸命盛り上げてくれちゃってるし。
なんか‥。
なんていうか‥。
心地良い!のです。
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ルパンがかっこ良かったの!
さて。
この辺で「一般女子meetsメイド」なレポートを
めざしていた私は、実は「一般女子」ではなかったということ。
メイドさんと和気あいあいしちゃってどうするの。
本来は一般女子がメイドさんに会って
カルチャーショックを受ける様子を赤裸々にとりたかったのに。
このように、
仕事じゃなくて遊びでしょ?
趣味じゃなくて病気でしょ?
‥と思われがちな職業や、嗜好を抱え、
日ごろ肩身の狭い思いをしている
秋葉原な人たちのヒーリングのため、
メイドさんは日夜、尽くしてくれているのであります!
「いってらっしゃいませ」の声に見送られ、
私は再び、現実の世界へ戻ってきたのであった。
あ!
「トン!」やるの忘れたー!
「トン!」やりたかったー!
