わわわ、ダーレ?
サントラの中で皆さんに一番聞いて欲しいのは、
真のエンディングへ到達しなければ流れない曲
「Sweet Snow」という曲です。
私自身ゲーム下手なので、
真のエンディングまでは、ほど遠いんですけど、
そういう人こそ、このサントラを買って
この曲を聞いていただきたい!
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NiGHTSの1作目を遊んだことのある人は特に、
この曲だけでも聞いておかないと大損!
と言えましょう。
1作目でテーマソング「Dreams Dreams」の
子供歌バージョンを歌っていたジャスミン・アレンが、
今、20歳になって、あらためて歌っているのが、
この「Sweet Snow」なのです。
当時、ジャスミンはたったの9歳で、
お父さんとお母さんと3人でスタジオにきて、
不安そうにもじもじしていました。
ブースにはいる時も、一人じゃ心配、というので、
お父さんにつきそってもらっていました。
そして11年の時が流れ…。
あんなにちっちゃかったジャスミンは
どーんと背が伸びてキラキラしていました。
「お久しぶりです!」と言ってみたのですが、
本人は当時のことはあまり覚えていなくって…。
アレ?て感じで。
だって、9歳だったんですから!
無理もありません。
私は何も変わってないのに…
子供の成長するスピードにただただ驚くばかり。
さて。
ここで問題になるのは歌唱力。
小さい時の歌唱力はあてにならないもので、
大人になってからでも、歌がうまいとは限らないのです。
でも今回は、前作の主人公のひとり、クラリスに、
11年前に歌を歌っていたジャスミンを投影させ、
ゲームに奥行きを感じさせるのが目的で、
起用をお願いしたのでした。
つまり、成長したクラリスの存在を今作にも感じさせたかった。
そして、11年という年月の長さも。
だから、歌唱力は、並レベルでも
しょうがないという気持ちもありました。
と、こ、ろ、が!
ジャスミンが歌いだすと、スタジオはシーンとしてしまいました。
あまりに素敵だったからですよ。
もう、涙がじわ〜ん、でした。
(まわりを見たらみんなもうるるってなってました)
高音の伸びが繊細で、とても美しいのです。
さらに、少女っぽい幼さも残っていて、
素直な歌声が心の隙間に容赦なくはいりこんでくるというか。
浸透力がすごいんです。
歌声で感動したのはとても久しぶりです。
ジャスミンに頼んで間違っていなかった、と、
一同無言でうなずきあいました。
アレンジも、いつものDreamsDreamsとは
ひと味違ったセピア調。
静かな空間に鈴の音が響いているようなバラードが、
ジャスミンの可憐な声と重なると、
「Sweet Snow」というタイトルがまさにぴったり。
ジャスミンは帰りに
「I’ll be back!」と言い残して
帰ってゆきました。
つまり、また10年後にここに来るよ、
ってこと。
いい話でしょう?
もひとついい話。
レコーディング前に、幡谷さんが、
ジャスミンティーをたくさん買ってきたのです。
誰も気づいてなかったけど。