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セラニポージの5年ぶりのニューアルバム。
そろそろでましたね。
発売を前に、マリッジブルー的なものになってました。
ほんとにあれで良かったんだろうか。
もっとこうしたら良かったんじゃないかって。
5年ぶり、って言いますけど、
え？もうそんなにたっちゃってた？って感じなんですが、
冬眠しすぎちゃったみたいですね！
どうして5年ぶりに曲を作りはじめたかを
振り返ってみたいと思います。
一番は、セラニやらないんですかー？というメールを、
コンスタントにファンの方にもらっていたこと。
それが、適度なプレッシャーになってまして、
毎年お正月には、今年こそ！と思うのが恒例になってました。
去年のお正月も同じでした。
しかし去年はそれを後押しするいくつかの要素が加わったんです。
去年、ローリング・ストーンズの映画を見て、
遅ればせながら、音楽に開眼してしまったのです。
この人たち、こんなになるまで、何でロックやってんの？
…の答を探して、今まで全く興味のなかった
SEX,DRUG&ROCK’N’ROLLの歴史と伝説を漁りつくしました。
逆に、こんな基本的なことを知らずに、
よく今まで音楽やってこれたな、と、自分に感心するぐらいです。
ビートルズでさえ、5〜6人のもやっとした男の集団、
ぐらいにしか認識してなかったんですから！
嵐のようなロックお勉強タイムを経て思ったことは
音楽って何でもいいんだってこと。
勉強したわりに、残ったのがこのメッセージだけ、
ってのが情けないんですが、
でも私にはこれが効き目抜群で、
自由にやっちゃえばよいのだ！という感覚を持つことができました。
さらに去年は、時間がたっぷりあったし、
ここ数年に経験したことで、はっきりは言いたくないけど、
なんかちょこっとだけ言っときたい、
っていうことが私の中にたまっていたこと。
以上のことが重なって、ものすごく曲が作りたくなってしまったんです。
そして久々に作った曲が2曲目の「南へ」でした。
これだけは、アルバムの中ではかなり異色な存在なのです。
コンセプトともはずれているので、
アルバムからはずそうかとも思いましたが、
この曲はきっと、5年の歳月を封じ込めていたフタ的なもので、
何か意味があったはずだ、と思って、そのままいれておきました。
私の中では、カントリーソングですね。
あとは、私の中で今までなぜかNGだったエレキギターが、
ロックを知った後、素敵でセクシーな存在へと変わり、
曲の中にもエレキを取り入れているところが、
以前のセラニポージとは全然違う点だと思います。
だから、ちょっと怖いんです。
ボーカルも違うしね。
ブルーにもなりますって。
でももう、引き返せない。
今はそんな気持ちです。
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