これが田舎のジャスコの巨大ゲーセンだ!
この夏は、なななんと!1ヶ月もの間、実家にいた。
母と私と子の3人で1ヶ月淡々と過ごしてみた。
大学の時家を出て以来こんなに実家にいたのははじめて。
しかし避暑にいったつもりが、東北地方は猛暑。
そして実家にはエアコンがない。
東京が34度でエアコンあり、青森が31度でエアコンなし。
どっちがつ〜らい?
避暑地探しは午前中からはじまる。
午前中は町立図書館が理想だ。
しかし、図書館は混んでいて避難所の様相を呈している。
作業着姿のおじさんとか、野良着のおばあさんがうろうろ。
ベンチで口をあけて寝ている人もいた。
こういう時って、みんな同じことを考えるんだよなぁ。
町にひとつしかないスーパーもすごく混んでいた。
ここでは時間をかけて買い物をして、休憩所でジュースを飲んで過ごした。
子の昼寝の時だけは家にいなければならないので、
昼から夕方まではムシムシ暑い家で過ごさなければならない。
ここが一番つらいとこ。
ある蒸し暑い日に、向かいの家にクミトリ屋が来た時は地獄だった。
サウナ状態な上に刺激的なかほり。
扇風機は熱風をかき乱すだけで効果なし。
そんな中でも全く目を覚まさず眠り続けるタフな我が子。
昼寝が終わったら、いつも車でジャスコへ連れて行ってもらった。
ジャスコもあちこちあるので、飽きると違うジャスコに行った。
ジャスコではまっすぐゲーセンをめざす。
私と子はメダルゲームで粘り、母はアイスクリーム屋でアイス。
毎日19時ぐらいまでジャスコにいた。
今まで田舎の画一化を目論むジャスコ軍団に敵意を抱いていたが、
「そんな説、都会に住む人のワガママでしかないんだよ」派に転向。
すっかり便利でステキなジャスコの虜ですよ。
妹が実家で1ヶ月暮らすと、
友達が遊びにきたりしてにぎやからしいけど、
私の場合、1ヶ月もいて誰ひとり訪ねて来なかったし訪ねなかった。
同級生の消息なんて知らないもんなぁ。
実際、町を歩いていても知っている人がいない…
いや、ひとりいたか。
同級生だったけど、あまりにふけていたので声をかけられなかった。
母が「あの人毎日見るよ。」と言う。
実際、毎日同じ時間に同じ場所にいくようで、滞在中何度も見かけた。
彼女は午前中はスーパーの雑誌売り場で立ち読みするのが日課だった。
一度、ニアミスしたことがあった。
その日、私たちがスーパーの休憩所でジョアを飲んでいたら、
彼女が立ち読みを終えて休憩所へやってきたのだ。
で、水をくんで飲みだした。
その距離2メートル!
うーん。だめだ。声かけらんない。
久しぶり!今何してるの?なんて聞けない。
どう見ても何もしてなさそうだったし。
思えばこれが、夏の最大の事件だった。
そんなこんなの暑いだけの実家だったけど、
それでも居続けたのはとにかく飯がうまいから!
母が全部作ってくれるし。
実家に帰る直前、食事の献立(特に離乳食の)に
行き詰まっていたから、その重荷から解放されて、
晴れ晴れとした日々だった。
来年は母もついにエアコンを導入する決意をしたらしい。
もー!来年は2ヶ月いちゃおうかなっ!