レコーディング日誌


レコーディング中です。
今日はアレンジの日。
アレンジをお願いしている熊原氏(写真上)の作業を
後ろで見守る1日です。
ちょっとずつ美しい曲が出来上がってゆくのは
ただひたすら楽しいです。
自分の作業が終わってないと、気ばかりあせって
イライラしっぱなしでしたが、先日、
ようやく最後の1曲の作詞作曲が完成し、
スタジオに心おきなく座っていられるようになりました。
(映像の進行具合は気がかりですが…)
今回のレコーディング!
何がアレって、ゴールデンウイーク中ってことです。
唯一の息抜きタイム、唯一のお楽しみタイムを迎えるのに
なくてはならない「おいしいお弁当」が調達できないんです。
弁当屋がゴールデンウイーク休暇をとっていて、
限られたところしか営業してなくて、
しかも、限られたところに注文が殺到しているらしくて、
営業してるくせに電話をとってくれないし。
というわけで、先日は皆そろってコンビニ弁当でした。
たまたま電話がつながった所に「チキングラタン」を頼んだら
4つぐらい間仕切りしてある普通の定食型お弁当のケースに
グラタンが2つか3つの間仕切りにまたがって、
べろーんとだらしなくはいっていて、いちじるしく食欲減退。
グラタン用のお弁当ケースぐらい用意しようよ。ね、ね。
あと、グラタンなんだから、ホワイトソースだけじゃなくて、
チーズかけてオーブンで焼いて、かわいい焦げ目をつけようよ。
そういう小さな優しさに飢えているんだよ。
それにしても今、スタジオで出来かけている曲は
私の手元にあった頃とくらべて、
美しく優しい曲になって、
歌詞の世界がさらに印象的になるハーモニー。
砂漠の真ん中で悲しさと希望を歌った歌詞なのですが、
熊原氏の丁寧なアレンジが、曲に潤いを与えて、
スタジオの湿度もさわやかに上昇しています。
…と、ゴタクを並べるのはこれぐらいにして、
欲望のおもむくままに表現すれば
えぇ曲や…。
この一言につきます。
弁当屋にお説教をしてたことも、
この曲の洪水の中にいるとついつい忘れそうになります。
ていうか、もうどうでもいいと思います。
むしろ、グラタンを頼んだ私のほうが悪かったごめんなさい。
とかいってる間に時間はもう午前3時で…。