私の中で、今、焼肉のたれ、
ジャンの人気が急上昇中だ。
ジャン、イイ!
モランボン、最高!
普段そんなに懸賞とか応募しないんだけど、
1年に1回ぐらいふとやったりする。
一昨年は、みょうがの応募シールを集めた。
あれは、何が当たるんだったっけ?忘れた。
みょうがをせっせと食べた夏のメモリーだけが
ツーンと残っている。
当選はしなかった。
去年は、VAAMっていうスポーツ飲料を飲んで
高木ブーのパンチングボールに応募した。
確か、高木ブーのイラストが書いてあるやつだ。
当選はしなかった。
そしてつい最近の話。
近所のスーパーで
モランボンの「肉のうた」募集の応募用紙を発見した。
肉が食べたくなるような歌詞を募集します!
ワイルドな募集だった。
思わず応募用紙を手に入れた。
パラダイス山元さんが曲をつけてくれるという…。
最優秀賞は30万円ギフト券!
セラニじゃそんなにもらえない。
俄然乗り気になった。
ちょうど他の作詞作業で苦しんでいた時だったんだけど、
〆切日の夜中、一息に歌詞を3作書いた。
1作目は「さかなの歌」を意識した
ファミリー層に支持されそうな語呂の良いもの。
これを書いていて、私ってなんてあざといんだろう、と
自分の商売っ気にむずがゆくなりながら書く。
もう完全に勝ちにいってるって感じだ。
主人公はボクで、ママの脂肪とお肉の脂肪を
ちょっと対比しちゃったりなんかして。
フフフ。あーラクだラクだ。
こういう歌詞ならいくらでもかけるぞー。
2作目は、肉に一番喜ぶ若者層を意識。
ひとりぐらしで、料理が下手だけどおいしい肉料理が食いたい。
試食コーナーのおばさんと若者とのやりとりを
ユーモラス(←つまりユーモラスという単語を使いそうな人向け)
に表現してみた。
この歌はマンボが得意なパラダイス山元氏の本領、
マンボのリズムに合うような語呂で作った。
フフフ、計算、計算…っと。
3作目は思いきり趣味の世界をアピール。
この歌詞には私の頭の中ではメロまでついている。
簡単にいうと、焼肉を食べていたら
人がどんどん集まってくるという歌詞なんだけど、
かなり意味深い歌詞。
これは私の中ではいち押しだが、採用はされないだろう。
でも楽しい!なんて楽しいんだ!作詞!
3作も応募用紙におさまらなかったので手紙にしたためた。
私が最近、おいしい肉を食べていないことや、
30万のギフト券をもらったら肉を買いたい、
ということを、ついでにせつせつと訴えた。
単なる応募だっていうのに、こんなに分厚い手紙をもらって、
さぞかし審査員は困るであろう、と思いながらも…。
深夜3時にポストへ投函しにいった。
この時、私は当選を確信していた。
帰りは3作目の歌を歌いながら帰った。
そして先日、宅配便が届いた。
中身は…、ジャン1瓶と冷麺ひと袋。
あけてみると
「残念ながら落選となりました。
この商品をご笑納下さい。」
おーそうかー。はずれかーとちょっとがっかり。
まぁ、あとになって冷静に考えてみると、
3作目はあまりに深すぎたから例外としても、
1作目、脂肪の話なんてしないよ、普通。
「肉が食べたくなる」うたに「脂肪」は禁句だったね。
2作目も、試食コーナーのおばちゃんなんて、
普通、歌詞には登場しないね。
一般向けじゃなかったね。うん。
でも、落選した人にまで、
こういうセットくれるなんて書いてなかったぞ。
なんていい人なんだ、モランボン!
そして、なんてラッキーな私!
自信のあった一押しの3作目は、
いつかきっと、東京ハイジのアニメつきで作ろう!
…というわけで、ジャンの人気アップなのです。
でもひとつだけ困ったことが。。
焼肉のたれジャンの賞味期限は
生もののため、1ヶ月ぐらいしかなくて、
私がその1ヶ月の間に、果たして、
焼肉用の肉を買うだろうか?
ということなのです。
やはりジャンのイッキ飲みという線で
考えなければならないだろうか…。