安倍首相辞任!次期総理は?


沖縄の選挙ポスター


最近サラリーマンの話題といったら
こればっかなんじゃないのー?
別にいいんだけどさ。
でも、私には別次元で心配なことがあるのです。
自分の胸にしまっておこうかと思ったのですが、
あまりに心配だったので書いておきます。
もし、麻生さんが総理になったら、
大混乱がおこると思うんです。


だって「あそうしゅしょう」って10回言ってみてください。
あしょうしゅしょーになりませんか?
麻生さんも「あしょーさん」なんて
言われたかないと思いますよ。
歴代首相の中で前代未聞の言いづらさ!
アナウンサーは毎日血の特訓ですよ。
‥というわけで麻生首相のことは
[麻生総理大臣]と呼ぶ、と
放送業界で暗黙のルールができたとしましょう。
でも「あそうそうりだいじん」って
「そう」がダブルで続くので、
やけに安請け合いな感じがするのがいなめません。
というわけで、私は対応策を考えました。
麻生総理大臣に限っては
「あそうりだいじん」といってもかまわないことにする!
ということにしませんか?
あそうりだいじん、なんて、
フットワークが軽そうでいいと思うんですけどねぇ。
ところで、もう一人の首相候補、
福田さんが、まだ官房長官だった頃、
私はあるコラム欄を頼まれたことがあるのですが、
それ用に書いたショートショートが見つかりました。
もちろん、ボツになったので世には出ていません。
ついでに公開しておきます。

まだ小泉首相だった頃


■最高の演出
ショートボブの女は、
口紅のべったりついた煙草を灰皿でもみ消し、
激しく貧乏ゆすりをしはじめた。
さっきから、大勢の報道陣の声が
ドアのむこうから聞こえている。
「おい!」
彼女は隣の部屋で電話をかけていた秘書を呼んだ。
「今日はかなりいるようだが、本当に大丈夫なのか?」
「はい。万全です。」
「絶対だな?もしばれたら‥。」
「御安心下さい。奴らにはわかりません。」
「よし。では、移動するぞ。」
 秘書はドアを勢いよくあけ、小柄なその女性をかばうように導いた。
「すいません!通して下さい!通ります。」
ドアがあいた瞬間、一斉にフラッシュが光ったが、
女性だとわかると、報道陣の緊張がどっとくずれた。
「本人をだせ!」
「はやく会見ひらけ!」
そんな野次が飛ぶほど、報道陣は苛立っていた。
「すいません。もう間もなくですので。」
秘書はそう謝りながら、女を先導した。
いつもの控え室へ着くと、
既にメイクと衣装担当が待ち受けていた。
「お疲れさまでした!」
「うむ。」
ショートボブの女は、
肩パット入りのいかついワンピースを
脱がせてもらいながら言った。
「急いでやってくれ。」
メイク担当が、女の化粧を手早く落とすと、
神経質そうな男の顔があらわれてきた。
ショートボブのカツラをとると、
額の後退したヘアがあらわになった。
「福田先生、眼鏡と、こちら、議員バッチです。」
大ぶりのスクエア型の眼鏡が手渡される。
「うむ。ところであれは大丈夫か?」
「もちろんです。#b0c4deのカーテンです。」
「そうか、ありがとう。
 私の顔が一番きれいに見えるのは
カラーチャートの#b0c4deしかあり得ないからね。」
「先生は、背景のお色にまでこだわる、
 数少ない政治家だと思います。」
「内閣官房長官たるもの、
 演出に凝らずに何に凝るのだ!
 私は絶対に#b0c4de以外の背景で姿はさらさないのだ!
 いや、さらしてはいけないのだ!
 そのためには女装だって厭わない。
 政治家はイメージが命だからな。」
 「はい!私たちはセンスある先生の
 お側にいられることを光栄に思います。」
「うむ。」
こうして、彼は会見場へはいっていった。
記者会見の背景にこだわる男。
それが福田官房長官なのだ。

青バックの福田さんしか
見たことがなかったので